【座学講習カリキュラム(全3回)】
第1回:再生医療等安全性確保法の基礎と実務運用
- 1.1. 再生医療等安全性確保法の概要
- 法制度の背景・目的
- 第三種再生医療等に該当する治療の定義
- 1.2. 実務提供計画書の作成
- 必要記載事項
- 記載のポイント、よくあるミス
- 1.3. 提出・申請の手順
- 書類作成から提出、受理までの流れ
- 申請における留意点
- 1.4. CPC(細胞培養加工施設)との連携
- 役割分担・契約の基本
- 実際の連携事例と注意点
- 1.5. 倫理審査対応(IRB)
- 倫理審査の意義と必要書類
- よくある質疑・指摘事項と対応方法
- 1.6. 質疑応答・ケーススタディ
- 実際の事例を用いた演習
第2回:PRPの基礎知識と臨床応用
- 2.1. PRPの歴史と再生医療における位置付け
- 誕生から現代までの流れ
- 国内外での導入事例
- 2.2. PRPの効果・効能
- 組織修復メカニズム
- 皮膚・美容・整形・整形外科領域での適応と症例
- 補足(1) PRP+FGFによるトラブル
- 2.3. 実際の使用法とその応用
- 採血から分離、投与までの流れ
- ピュアPRP法の特徴と他法との違い
- 2.4. 合併症・副作用と対応策
- PRP施術の安全性評価
- 患者説明・同意取得のポイント
- 2.5. 臨床応用の拡大と今後の展望
- 応用範囲の最新動向
- 2.6. 質疑応答・ディスカッション
第3回:肌・顔の構造と実際の施術技術理論
- 3.1. 皮膚・顔の解剖学的基礎
- 皮膚の層構造と再生機序
- 顔面の主要構造(脂肪・筋肉・骨格)
- 3.2. 針・マイクロニードル施術の理論と実際
- 各種針・マイクロニードルの選択基準
- 正しい刺入角度・深さ・部位別の注意点
- 3.3. ダメージコントロールの重要性
- 赤み・内出血・腫れのメカニズム
- 肌への過度なダメージがもたらす長期的なリスク
- 例:赤くなる=ダメージ→後の色素沈着・線維化などの悪影響リスク
- 3.4. 実際の臨床現場での安全管理
- トラブル症例の紹介
- インシデント防止のための対策
- 3.5. 質疑応答・ディスカッション
【到達目標】
- 再生医療法令の基礎と必要な実務知識を身につける
- PRPの正しい理解と応用例、最新知見を習得する
- 肌・顔の構造理解に基づいた、より安全かつ合理的な施術理論を体得する
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